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どこがいちばん良かった?


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いつか書こう書こうと思っていたテーマ、やっとその気になって書き始めます。

この仕事(旅行業)を始めるようになって、友人やお客さんからよく聞かれる質問。

それが

「今まで行った国の中で、どこがいちばん良かった?」。

うーん、そう簡単に答えられるようなものでもないんですよね。

どの国も良いところもあれば、イマイチのところもある。それに、個人の好みの問題でもあるので、一概に「ここが最高!」とは言い切れない。

ただ、私の個人的な好みから言わせていただけば、「もう一度ぜひ行ってみたい」国・地域はいくつかあります。

その国や地域を紹介する前に、まず私の好みを明かさなければいけませんね。

  1. 食べ物が美味しい、美味しいワインやお酒がある
  2. 美術館や博物館がある
  3. 歴史的建造物や遺跡がある
  4. 歴史のある街並み、文化を今でも垣間見ることができる
  5. オペラやクラシックコンサート、バレエを鑑賞できる
  6. 治安が悪くない、そこに住んでいる人々が親切
  7. 海がある
  8. 市場がある

まあ、こんなところでしょうかね。

このすべてを網羅する地域を探すのはちょっと難しいですけど、1.と6.は必須ですね。

はっきり言って、ロンドン、ニューヨーク、パリ、ローマといった西側先進国の有名都市は、東京とさして変わりがない。観光としては一度行けば十分で、あとは乗継ぎでちょっと立ち寄る程度、そこでは特別な魅力を感じません。まして、ニューヨークは治安もイマイチなので、進んで行きたいと思う町ではありません。

ではどこが良いでしょう?

あくまで個人的意見ですよ。人によって考えは違いますからね。

例えば、同じフランスでもニースからマルセイユにかけての南フランスは何度でも行きたいですね。治安は比較的良好ですし(マルセイユは若干危険と言われますが・・・)、食べ物は美味しいし、ハイソな人たちが多く住むため変な人種差別も受けにくい。

そして、フランスでは、美食の町「リヨン」で食べた食事の数々があまりに美味しくて、やはりまた行ってみたいと強く所望します。(ただし、観光する場所はほとんどない)

それから、スペインの地中海沿岸の街々も穏やかで食べ物が美味しくて良かったです。それに、スペインは他の西ヨーロッパに比べて物価が安いので、気兼ねなく何でも食べられます。

日本でも四国とかを想像するとわかりやすいかも知れませんが、地中海のような内海沿岸の街は、シーフードを美味しく食べられて、人々ものんびり穏やかで過ごしやすいのでしょう。

他にも海はあります。

私があまり期待しないで行ったのに、ひどく感動して帰ってきたナンバーワンが「スロベニア」です。以前もスロベニアを紹介するときに書きましたが、この国はどこへ行ってもとても治安が良い。だいたい自動販売機が正常に動作している国は治安が良い証拠なんですけどね。それに自動車のマナーも素晴らしく、道を渡ろうとすると必ずといっていいほどに止まってくれる。それに慣れて隣のイタリアへ移動したときに、車に轢かれそうになりましたから。そんなスロベニアでも、特に、アドリア海の奥にありイタリアのすぐ隣の「イストラ半島」は、とにかく食べ物が美味しい。エビ、トリュフ、ワイン、何もかも素朴なのに美味しい。人もお隣のイタリア気質が混在しているのか明るく朗らか。もう最高でした!

やはり、穏やかな海辺はいいなあ。

海がなくても良かった地域もありますよ(笑)

最近では「ハンガリー」に感動しました。オーストリアの右隣で、首都はブダペスト。あの「美しき碧きドナウ」のドナウ川はウィーンだけでなく、ハンガリーをずっと流れているのです。本当に美しい。

ここはさすがに海の魚は少ないですが、淡水魚系の料理は意外にいけます。もちろん肉料理も。というより、フランス・リヨンでも思いましたが、ソースが美味しいんですよね。ソースとスープ。ハンガリーの名物料理はグヤーシュ(パプリカのスープ)ですが、その量が半端じゃない。日本人は一人ではちょっとキツイです。でも美味しいのだ。それに、ワインの名産地でもある。有名なトカイワインだけじゃない、白もロゼも良品がいろいろある。そしてスイーツもこれまた最高!

食べ物だけじゃありません。ハンガリーは音楽の都としても非常に質が高い。私が好むオペラ、バレエ、コンサートが日本よりもずっと安く気軽に鑑賞できます。教会コンサートなんて音が反響して震えるほどの感動でした。伝統文化や可愛い骨董品も発見できます。厳しい時代をくぐり抜けてきた東欧の静かな大人の国と言えるでしょう。

あとはどこかな・・・。

遺跡や観光地は一度いけばけっこう満足なのですが、食べ物だけは飽くなき欲望がふつふつと湧いてくるのです。とにかく食べ物の威力はすごい!それを食べるために、野を越え山を越え、1日数本のバスやローカル線を乗り継ぎ、それでも「食べに行きたい」と思わせるのが、私のお気に入りの国と地域です。

いかがでしょう?参考になりましたか?

何度も言いますが、あくまで個人的意見です。

好みは人によって千差万別。食べ物よりもがっつり観光したい人だっていれば、人もいないような場所を大冒険をしたい人だっているでしょうから。その人の好みによって、ナンバーワンはぜんぜん異なるのです。

当社のプランは主に私がプロデュースしています。私と好みが合う方がいらっしゃれば、きっと耳寄り情報をたくさんお届けできると思います。

食べ物が美味しければ、世界は平和になる。きっと!

さあ、美味しく楽しい旅行を続けましょう!!

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