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備えあれば憂いなし・・・


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現在、次の旅行の準備に大忙しです!

そしてその渡航先とは・・・バリ島。火山が間もなく噴火しそうだという、あの「バリ島」なのです!!

バリ島最高峰のアグン山

ああ、よりによって、こんな時に・・・運が悪いとしか言いようがありません。

とは言え、火山噴火に巻き込まれるのは初めてではありません。2010年アイスランドの火山噴火でヨーロッパ中がバタバタになってしまった時、実は私も帰国できずに2日延期せざるを得なかった経験があります。あの時はモスクワにいて(その時すでに変なところ好きを発揮!)、アイスランドからかなり離れているから大丈夫だろうと甘く見ていたら、ついにモスクワまで火山灰到達で空港閉鎖でした。ただ、噴火から既に数日経っていたので、それほど悲惨でもなく、ホテルも当日まで泊まっていたところにそのまま延泊できて、私はさっさと追加の観光をして、ついでに有名な「ボリショイ劇場」でバレエまで見てきたという余裕っぷり。肝が据わっています。

空港が閉鎖されてしまうと、基本的にはその地域に入ることも出ることもできないので、泊まるところがなくなる心配はあまりありません。(なぜなら、前日までみなさん泊まっていたのですから)。そして、火山灰の問題だけなので、空が曇っていることと飛行機が飛ばないこと以外は、特に日常生活に支障はなく、町の中では普通に生活も観光もできます。現に、バレエの劇場では、身動きの取れなくなった他のヨーロッパ人とも「困ったね、あはは」なんて悠長におしゃべりしていたぐらいですから。

そのころ日本では、「帰国できなくなった人たちが泊まるところもなく空港で寝泊りしてぐったりしている」映像がバンバン映し出され、「そんなに悲惨なの?」と思わせる深刻な報道ばかりでした。本当に悲惨な人もいたかも知れませんが、ちょっと大袈裟だったんじゃないかな?と今でも勘ぐっています。

実際、今回の「火山噴火の危険」について、日本の報道(他国も?)と現地の状況との温度差があるような・・・。

バリ島への渡航は予定しているので、いちおう状況把握のためにも、毎日ニュースはチェックしていますし、現地旅行会社さんとも連絡をとりあって、どんな様子か確認しています。

しかし、現地からの回答はいずれも「避難している人はたくさんいるけど、クタとかウブドでは平和に生活を送っているし、観光も普通にできますよ」というものばかりで、「2ヶ月ぐらいは噴火しないんじゃないかな」という楽観的すぎる回答の人もいました。

また、航空会社へ問合せもしましたが、「まだ噴火していないので、なんとも答えようがない」ということです。それはそうですね。噴火前のキャンセルだと、飛行機自体は運行しているので、「自己都合のキャンセル」として通常のキャンセル料が必要になります。自然災害が原因の遅延や運休は、損害賠償の対象にこそならないけど、飛行機が飛ばなかったのなら払い戻しはあるとは思いますが、それもケースバイケース。

したがって、日本の報道が大袈裟すぎるのか、現地が楽観的すぎるのかはわかりませんが、まあ、噴火してみないことには手の打ちようがない、ということです。

では、静かに成り行きを観察するしかないのか、と言えば、そうではない。

とりあえず、考えられるケースに備えて、できる限りの準備だけはしておくのが賢明ですね。

まず、空港閉鎖で帰国できなくなった場合に備え、空港近くのホテルを数泊予約しておく。航空会社が飛行機を準備してくれなかった場合を想定して(LCCは怪しい)、海外旅行保険の見直しと必要なら追加加入をしておく。いちおう電波が問題なく通じることを期待して、ポータブルWiFiと海外で使える携帯電話の持参。そして、帰国が遅れることによって穴をあけそうな仕事は他の人たちに割り振りと協力をお願いし、事前にしっかり引き継ぎをしておく。(←社会人として、これは重要!)

それから現地では火山灰がすごいと思うので、汚れても(捨てても)よい服と靴の持参、喉を守るためにマスクとのど飴、目を守るために目薬、コンタクトレンズならメガネも必ず持参。そして、少し多めにキャッシュを持っていくほうが無難かと。

このあたりまでは、わりと簡単に準備できそうなことばかりですね。

それ以上は・・・

こんなのがありました!(先日のツーリズムEXPOで手渡された・・・(^^;;

ゴ、ゴルゴ13・・・!しかも外務省!!

どうやら、ゴルゴ様がテロを未然に防いだ実績がたくさんあるのを見込んで、外務省がゴルゴ様に問合せをして協力してもらったようです(^^;; (外務省のお役人さんでもマンガを読んでいたことの方が驚きですが!笑)

そして、2014年から運用が始まった「たびレジ」をもっと活用してもらいたい、というのが外務省の狙いだと思われます。

https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/

外国で3ヶ月以上決まった場所に滞在の場合は事前に「在留届」の提出が義務付けられていますが、短期の旅行の場合は届けは義務ではありません。ただ、ひとたび事件や事故に巻き込まれてしまった場合、所在確認や安否確認も大変なので、事前に誰がどこに行っているかを知っておきたい、ということですね。

私は今まで短期ばかりなので、実は「たびレジ」を無視していましたが、今回ばかりは危険度がかなり高い!

ゴルゴ様もかなり上から目線な発言で

「話は『たびレジ』に登録してからにしてもらおう・・・」

とおっしゃっている(^^;;

ということは、登録していなければ、救助は後回しになってしまうのか?(そんなことはないと思いますが)

ともあれ、初めての「たびレジ」登録です。

これで、噴火が起きても、ゴルゴ様がきっと助けてくれるでしょう!

登録後にさっそく現地情報が送られてきました。一部インドネシア語でぜんぜん内容が理解できませんでしたが(苦笑)。まあ、ないよりマシということで。

今回は事前に火山噴火の危険がわかっているのでそれなりの準備ができますが、地震やテロなどは予測のしようもありません。

やはり、「旅行は常に危険と隣り合わせ」ということを肝に銘じ、自分の身は自分で守れる気構え、また、万一巻き込まれた時に家族や知人など他人にできるだけ迷惑と費用をかけさせない気遣いで準備をしておくのが良いですね。

その一助として、これからはぜひ皆さんも「たびレジ」を活用し、ゴルゴ様にきちんと話を聞いてもらえるように備えておきましょう!

まずは、噴火があってもなくても、なんとかバリ島の旅行から無事に帰国できることを祈りたいと思います!

 

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Email info@i-travel-square.tokyo
Telephone 03-6706-4700 (平日10時~18時)

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