こんにちは!今年に入ってすでに1か月が過ぎていました。
皆さん、お元気ですか?(笑)
2月初めにシンガポールへ行っておりました。プライベートで。
前回のシンガポールはかれこれ15年ほど前、その頃はまだあのボートの乗ったマリーナベイサンズはなく、その辺で飲み物を頼むとビニール袋に入って渡されたり、街はまだまだ雑然としていましたが、どうも最近のシンガポールの成長は著しいようで…。いちおう「アジアは得意」と宣言する当社としては、シンガポールの今をリサーチしておかなければいけない、という半ば使命感から行ってみました。
皆さんご存知の通り、何と言ってもシンガポールは高い!
金銭感覚がマヒしそうなほど何もかもが高い。何を買うにも躊躇してしまうほどです。
まず「高い」の代表格がホテル。1泊2万円以下まではたいしたことない、と言われています。
私の滞在したホテルもしかり。部屋は悪くはありませんが狭い。9㎡ほどだったはず。エアコンはありますが、冷蔵庫はありません。そしてトイレとシャワーの接近具合がすごい!シャワーをするとトイレはびちゃびちゃです(^^;; シャワー用にビーチサンダル持参は鉄則です。これで1泊1万1000円ちょっとでした。個人旅行なので、まともなホテルを求めて1泊3万円も4万円も出せません。まいった、まいった(^^;;
街は噂通りあまりゴミが落ちておらず、清潔です。駅やレストランや公共施設のトイレもそんなに汚れていません。
タバコは免税なしで1本から課税、チューインガムの持ち込み禁止。街じゅう至る所に監視カメラ。治安と清潔は抜群です。在住の友人(日本人およびオーストリア人)も「ほとんど危険を感じない」と言っていました。
公共の交通機関もそれほど難しくありません。
地下鉄は1回券のカードへの金額追加の仕方に少々戸惑いましたが、慣れればどうってことない。ホームでは整列乗車して、電車が来たら大阪のように列が崩れて降りる人より先に乗り込むようなこともありません(笑)。路線間の乗り換えがちょっと遠かったのは大阪みたいだと思いましたが…。バスは少し難しかったかな。乗るのは良いが、降りる停留所の名前がどこに書いてあるのかわからず、見落としてしまい、1つ先であわてて降りてしまいました。それに懲りて、帰りは運転手さんに「○○で降りるので、着いたら教えて」と声をかけたら、ちゃんと教えてくれました。以前ポルトガル・リスボン郊外で同様に運転手に声をかけたのに、ずいぶん先のぜんぜん違うバス停で「ここだ」と言われ、かなり歩いて戻った経験があります。シンガポールでは、バスの運転手さんに限らず、けっこうみんな親切にきちんと教えてくれます。やはり、経済的豊かさからくる心の余裕なのでしょうか…
ご存知のとおり、シンガポールは多くの人種が共存しています。中華系、マレー系(イスラム)、インド系、プラナカン(中国人とマレー人の混血)が代表。それぞれ街を持っています。
シンガポールに行ってもほとんど観光すべきところはないので、目的はいつものように食べること!
まず、友人お薦めのカトン地区。ここはプラナカンの街。
ジョー・チアットという通り周辺が名所で、プラナカン文化が残るカラフルで美しい建物が有名です。タイルも可愛い(^^)。ふらふら歩いていたら可愛いミニチュア雑貨に惹かれました!(買いませんが)。ここにもインド寺院はあります。インドの神様はいつ見てもアレですね。「キモ可愛い」ってやつですか、奈良の「せんとくん」を彷彿させる(笑)。ショッピングセンター内で100円ショップならぬ2ドルショップを発見。1ドル85円なので、2ドルで170円。これが物価の基準かな。ちなみに置いてあるものは日本の食品など多かった。もちろん買いません(^^;;
ここではプラナカン料理の老舗?有名店?に行きました。
お店の看板メニューのロールキャベツにアヤム・ブアクルア(アヤム=チキン)、頼んでないがきた自家製ピクルス(有料、お通しのようなもの?)、そしてマレーシアでよく見かけるチェンドル(かき氷)。いずれもとても美味しかったです(^^)。「ブアクルアの中の種(みたいなもの)の中に味噌(みたいなもの)があるから、すくってスープやチキンと混ぜて食べてみて、美味しいから!」とお店の女の子が小さなスプーンを持ってきてくれました。言われた通りに食べてみて、味に変化がでて、本当に美味しかった!お店に入った時は誰もお客さんがおらず、「この店、大丈夫か?」と不安になったが、実は昼の営業終了間際だったようで、「もうすぐ閉店して掃除しなきゃいけないので、食べたら出てね」と言われました。しかし、その割には、これもあるよ!旧正月の時期しか出てこないクッキーだから、試食していって!と勧められた(^^;; なんだかんだ、長居しても追い立てられることはなく、優しいなと感じた1発目です。
次にインド街(リトル・インディア)。
ここでの最大の目的は、シンガポール名物「フィッシュ・ヘッド・カレー」。さっそく有名店へ行きます(^^)。
かなり並ぶ?と覚悟したが、お店は広くてすんなり入れました。そしてもちろん「フィッシュ・ヘッド・カレーお願いします!他にも何か追加したいが」と聞くと、メニューに載ってないエビの煮込みを薦めてくれました。カレーがかなり辛かったのに対し、エビはぜんぜん辛くなく、最後のお口直しにちょうど良かった(^^;;。フィッシュ・ヘッド・カレーの写真は下手ですが、白身魚の頭の部分(アラ)が入っていて、意外と食べるところも多くて、美味しかった。ただし、スモールでも1人では多すぎる。最低2人いないとちょっときついかな…(^^;;
満腹の後は、少しだけ街の探索。
プラナカンとはまた違ったカラフルな建物が少し。巨大な市場があり、中には魚やフルーツ、服、靴など、いろいろ売られてました。暑い国なので、魚には常に氷を上からかけていた(^^;; そして巨大なドリアン。これはアウトですね(笑)。こんなの買ってホテルに戻った日には、フロントでどやされる羽目に(^^;; サンダルや服はいかにもインドっぽくて、見ているだけで楽しめますが、買いません(笑)。唯一、スパイスだけは安くて品質も良さそうだったので買ってみました。他国のインド人街へ行くと、たしかにスパイスは売られていますが、なんとなく埃っぽかったり、ゴミとか混ざっていそうであまり清潔そうに見えず、買うのに躊躇しますが、シンガポールでは意外と清潔でした(^^)
次はアラブ人街。アラブというから中東の頭に布を巻いた人がウロウロしているような、ディープな街を想像していたのですが、それがまったく…!
まず駅から地上にでてビックリ!摩天楼か!?というか、君は高層ビルを見たことがないのかね(笑)。中東のディープでギラギラした街ではなく、いきなり洗練された都会でした。そして在住の友人が「代官山みたいだよ」と言っていた「ハジ・レーン」。あらま、本当にコジャレた通りではありませんか!地元も観光客もたくさん集っていて、軒先でカフェを楽しんでいたり(^^)。もはやジュースはビニール袋ではない(爆笑)!代官山かどうかは不明ですが。それでもアラブ街なのでモスクはあります。モスクにつながる参道も両脇ともオシャレなお店がたくさんで、まるで犬吠埼灯台への参道を思い出しました(^^;; なぜモスクがISO9001なのかは、これまた不明です(^^;;
この日は友人も一緒だったのでけっこう動き回りました。
まずボタニカルガーデン、日本語では「植物園」。在住友人曰く「新宿御苑みたいなものだ」とのこと。行ってみて全員で驚いたのが「世界遺産だ!」。知らずに行く間抜けな3人組。だいたい、シンガポールに世界遺産があること自体、イメージしていなかった。なにしろ小さな国で、大自然があるわけでもなく、歴史的文化遺産が山積しているようにも見えませんでしたからね(^^;; 植物園はたしかにだだっ広くて、すべて見て回ると1日かかるので、我々は入り口付近をささっと小回りして終了。そして近所のモールで可愛い服を発見して女子モードが上昇!インド人デザイナーのセレクトショップのようです。日本にはない選択肢ですね。食べてショッピングして、これぞ女子旅の醍醐味(^^)。物価の高いシンガポールにもさらに高級な住宅地があり、その辺りでは「シングリッシュ」ではなく本当の「イングリッシュ」を話す人たちが住んでいるとか。そのデンプシーヒルにはとってもオシャレなカフェがあり、人気のため満席で入れませんでしたが、店だけチェックして、別の店でビールタイム。バドワイザー小瓶が1200円ぐらいするのです。もう酒飲みは生きていけません(><)。そんな高級街で食事しようものならカード破産なので、庶民の我々は庶民の台所「ホーカーズ(屋台)」へ。屋内にお店とテーブルがあり、まるでイオンのフードコートのようでしたが、外にも席があり、そっちの方が賑わっていました(^^;; ホーカーズではシンガポール名物その2、チキンライスを。有名店のものではないが、チキンは柔らかく、それなりに美味しかったです。
そして、シンガポールで絶対に外せないのがこれ、マリーナベイサンズ。この写真だけ撮っておけば、とりあえず「シンガポール行ったよ」と自慢できる(笑)。ちょうど光のショーが始まり、グッドタイミング!
さらに、シンガポールのシンボル「マーライオン」は工事中…またか(^^;;
よく工事にぶつかります。広島の原爆ドームとか、トルコのトロイの木馬となんかも、シートかぶせられていました(^^;; きっと私が訪問する時期が閑散期が多いのが原因なのでしょう。マーライオンも旧正月に向けてのお色直しだと言ってました。
最後は中華街で締めましょう。
なぜか「牛車水」。これが中華街の意味?と思っていたが、たぶん町の名前ですな。「桜木町」とか「関内」みたいなものでしょう。そしていきなり人・人・人!!メインストリートも、隣の通りも、そのまた隣の通りも、ぜんぶ!民族大移動のようです。さすが中国、15億人の大国!!これまで他の街では意外と静かで混雑していなかったのに、ここにきて一気に爆発したよう。人は多いしうるさいし。シンガポール人はわりと静かに喋ると思っていたが、中華街だけは別のようです(^^;;
そして、至る所で旧正月クッキーが売られている。これがまた高いんだ!高さ10センチほどのプラスチックボックスにびっしり入ったクッキー、いろんな味があるようだが、どれも15~30ドルぐらい。つまり1300円以上ってことですね。たかがクッキーなのに(^^;; いわゆる日本の恵方巻とかバレンタインチョコ、そして正月直前に高騰する三つ葉やカマボコみたいなものですかね。試食を勧めてくれた女の子が可愛かったので買ってあげることにしたが、現金オンリーのため最終日で金欠の私は1箱しか買えない。でも、いろんな味を試したい。そこで無理を言って1つのboxに3種類詰め込んでもらいました(^^;; 布はプラナカンのレストランで一目惚れした伝統柄。1mあたりかなり高かったが、もう一度買いに来る費用を考えれば、ここは大人買い、全色ゲット!全体的に何でも値段が高いので、ぼったくられているのか、正当な値段なのか、まったく見当がつかないシンガポール物価事情です。
中華街でもお目当ての店がありました。
屋台なのにミシュラン1つ星をとったお店。こんがり焼いたチキン麺が目玉商品のようで、さすがミシュランの威力、多くの白人もここには集っていました!私は持ち帰りにしましたが、麺の下にソースがあるにもかかわらず、麺はふやけておらず、味がしっかりからんでくれて、冷めても美味しかったです。もう一つ、オマケですぐ近くの甘味処にも。ここは巨大なかき氷が売りのようですが、持ち帰り希望の私はぜんざいに。芸がなくてスミマセン(^^;;
4泊6日で無駄に長かったシンガポールですが、他にも食べています(^^;;
初日夜に疲れて適当に入ったマレー系のお店が意外と美味しかったミーゴレンにチャプチャイ。シンガポール名物その3の「バクテー」は行列が途切れたすきに入れてラッキー。肉は柔らかく、地元の人はご飯に肉や野菜を乗せて混ぜて食べていたので私も真似してみる。さらにカトンでオーストリア人の友人と一緒に中華。無難な選択。ただし初めて挑戦した「ユーサンロース(魚香肉糸)」は中国人知人から美味しいと聞いていたが、酢豚みたいな味でちょっとイメージと違いました。さらに食べ損ねたラクサは空港ラウンジで、最後に余ったお金でエッグタルトを買って、私のシンガポール食旅は終わり。
食べすぎです。またしても、です(^^;;
しかし、他のアジアと決定的に違う点は、ほとんど失敗がない。どれでもまあまあ美味しい合格点の基準。そこもシンガポールの魅力(?)なのかも。
帰ってビックリ!3キロも増えていました。たった5日間の滞在なのに、どういうことだ!!
ともかく、シンガポールは可もなく不可もなく、東京のように便利で何でもあり、暑いのと東京より高いことを除けば、非常に快適な国です。友人が「東京24区」と言っていた訳がわかる。いつもディープな旅行ばかりしていたので、たまにはこういう何も考えなくても、何も警戒しなくてもいい旅行もいいかな。英語さえできれば、何不自由なく過ごせるのがシンガポールですね(^^)
昨年からずっとアジアが続いていました。
締めくくりはシンガポール…いや、来月はキルギスだった。あそこも「中央アジア」でした(^^;;
ひとときの平穏な旅行は終わり、また来月からハードな旅が続きます(^^;;
乞うご期待!!
いつもは、珍しい地域や秘境ばかりを扱っています(^^;;
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