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マルタは7日間じゃ足りなかった!


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先週、はじめてのマルタ島へ行ってきました!
仲の良いお客様と2人で(^^)
いつものように、メルマガで「マルタへ視察旅行に行く」とアナウンスしたところ、お客様が便乗して一緒に来てくださいました!
※視察旅行なので、私は添乗員ではなく、お客様からは旅費の実費と手配手数料だけいただく形式、とってもお得です!現地では、一緒に行動しても良いし、別々に行動しても大丈夫。一人で行くのはちょっと不安、ちょっと寂しい、という場合にピッタリですね(^^)

※自画自賛ですが…
「メルマガが面白い」と意外と好評なので、配信ご希望の方、ご連絡くださいね(^^)

 連絡先 info@i-travel-square.tokyo
 表題に「メルマガ希望」とご記入ください。

マルタ島といえば、これまでのイメージは、パッケージツアーで近隣の国(よくあるのがキプロス)と抱き合わせで2日ほど滞在して駆け足でまわることが多いか、英語留学か。欧米人ならリゾートとして滞在も。

地中海に浮かぶ小さな島国は、実は英語が使われる国で、ヨーロッパや中東などから英語を学びに来る人々がけっこういるんですね。費用面もイギリスやオーストラリア、アメリカ、カナダなどと比較して割安で、ひそかな留学人気国でもあるのです(^^)

パッケージツアーによく含まれるのが
「バレッタ」「イムディーナ・ラバト」「ゴゾ島」「青の洞門」「巨石神殿」あたり。
セントジュリアン、スリーマ、スリーシティーズが入ることもある。

 

この島に、視察で訪れた私。
その目的は…

  • 古代遺跡(世界遺産がごろごろ)
  • 中世バロック建築の街並み
  • 岸壁と海が織りなす美しい自然景観
  • マルタワインとグルメ
  • そして、バロック音楽祭!

なんと言っても英語が通じるので、他の欧州諸国よりかなり気楽(^^;;
中世の「十字軍」で有名なマルタ、それ以外の魅力にも迫ってみました!!

【街並み・生活風景】

【自然景観】

何を見ても美しい(^^)
【マルタの歴史】
紀元前8000年(またはBC5000年)からの歴史を誇るマルタ。巨石神殿文化から始まり、フェニキア人、ギリシア人、カルタゴ人、ローマ人、アラブ人、ノルマン人、カスティーリャ人など多くの民族がマルタに足跡を残す。
この間、AD60年には聖パウロが漂着しキリスト教が伝わった。(ラバトの聖パウロ教会は聖パウロが隠れていたといわれる洞窟がある)。
1530年に聖ヨハネ騎士団(マルタ騎士団)が成立。大軍を率いたオスマン帝国との壮絶な戦いを制したグレート・シージ(大包囲戦)はマルタ人の誇りとなる。
※マルタ騎士団は、イスラム勢力と戦う唯一の主要な騎士団で、ヨーロッパ各地から多額の寄付を受け、騎士団員は貴族出身者が多かった。出身地は言語別にプロヴァンス、オーベルニュ、フランス、イタリア、アラゴン、イングランド、ドイツ、ポルトガル、カスティーリャの8つのグループに分かれ、それぞれ館が設けられていた。(スリーシティーズはじめ各地に館跡がある)。また、国旗のマルタクロスには8つの角があり、騎士道の8つの美徳(忠誠心、敬虔、率直、勇敢、名誉、死を恐れない、弱者の庇護、教会への敬意)を表す。
1798年、ナポレオン軍が占拠し、マルタ騎士団は追放され、その後、イギリス艦隊の包囲によりフランス退去。
1942年、第二次世界単線でイタリア、ドイツからの空爆で多大な被害を受ける。(モスタ・ドーム※は、ドイツ軍に落とされた爆弾が爆発せず、教会にいた人々の命が救われたことから「奇跡の教会」と呼ばれる)。
1964年、イギリスから独立。1974年、マルタ共和国成立。2004年、EU加盟。2008年、ユーロ導入。
※重要なポイントは、先史時代の巨石神殿と、16世紀の聖ヨハネ騎士団。

【※モスタ・ドーム】

 

旅程は、1月8日の夜に出発して、17日の夕方帰国。
現地では7泊、うちゴゾ島に1泊。
これだけあれば、十分だろうと踏んでいましたが、実際に行ってみると、見たい場所が次々出てきて、また、交通アクセスの不便さからも、もうあと2日ほどほしいかな、と思ってしまった(><)
なにしろ、(とうぜん)メトロや鉄道は走っておらず、島の移動手段は公共バスか自動車。
噂には聞いていたものの、この公共バスがなんとも大変で…(^^;; 主要路線以外は、本数が少ない。バス停の場所がわかりにくい。時間通りに来ない。昼間はすぐ渋滞に巻き込まれる。遅れてくるならまだしも、時間より早くきて行ってしまう!満員だと無情にも通過してしまう(-_-)
私たちは8日間もいたので徐々にマルタの緩いペースに慣れて、後半は「ま、あせってもしょうがないよね」となりましたが、2日間とか短期しかいない場合は、それはあせるでしょう💦
当初描いていた予定スポットに満足に行きつけず、いくつか割愛もありましたが、(バスが)来ないものはしょうがない、時に待ちぼうけ、時に割愛、時に予定を変更。
待ってる間に他のツーリストと、道をたずねた地元の人たち、バスやコンサート会場で席が隣りあわせになった人などと、おしゃべりして仲良くなったり。
お客様もこの状況を楽しんでいらっしゃったようで、内心ホッとしました(^^;;
不便な国をまわる時には、心の余裕、寛大さが重要ポイントです!

バレッタのバスターミナル、慣れればOKだが、最初は戸惑った!
オンボロバスだと思ったら、意外とキレイ、でも運転は荒い💦
バレッタ滞在中、何度も通過した、目印にしていたバスターミナルの噴水(^^)

 

今回、私が強い関心を持ってのぞんだのは、
1) 古代神殿
2) マルタワイン
3) バロック音楽祭 の3点。

 

古代神殿は、マルタ本島、ゴゾ島それぞれに、ゴロゴロありました(^^;;
(世界遺産となっている)

「ゴロゴロ」の表現がいかに的確か!?
最初に訪問したスコルバ神殿&タ・ハージュラ神殿が物語っている(笑)

近所のタ・ハージュラへこの道を行けと言われる…どの道?(苦笑)
仕方ない、トボトボ…。 そして道に迷う私たちの目の前に現れる救世主! 「すみません、タ・ハージュラへ行きたいのですが、道に迷いました」 。道に迷ってると、見りゃわかる! だって私たち、畑の真ん中だし(^^;;
畑の真ん中を歩く私たちを助けてくれた救世主、私たちが日本から来たとわかると「すっげー!」と激しく感動して、親切なことに神殿まで連れて行ってくれました。彼は週末夜にバレッタでDJをしているらしく、その夜、顔見せに参りましたよ(^^)
タ・ハージュラは少しマシでした(^^;;

いつも古代遺跡を見て思うのは、建築の基礎らしき部分しか残っておらず、家(建築物)の壁や天井はどうなっていたのかなー?という疑問が残っていた。
これを見事に解明したのが、「ハイポジウム地下神殿」。
ここの見学に予約が必要なことを知ったのが1か月を切っていた頃、あわてて予約。オフシーズンだったので、まだ余裕があったものの、当日は定員いっぱいでした!
内部の撮影は一切禁止ですが、日本語ガイドがあり、とても理解が深まります。
この地下神殿で、はじめて古代遺跡の天井を見ました。
なかなか感動です!
見学料はけっこう高いですが、ぜひ皆さんも、足を運んでいただきたい!!

そして、順序を間違えたといえばそれまでですが、マルタ最終日にようやく見学したのがヴァレッタにある「考古学博物館」。
ここには、巨石神殿時代、青銅器時代、フェニキア時代の3つのカテゴリーで展示があります。
マルタ各地の遺跡現地には、基礎しか残っておらず、そこで出土した品々のほとんどがこの博物館で管理。
ハイポジウムの近くにあるタルシーン神殿のスカートをはいた女神像(下半身)のオリジナルなど、多くの現物を見ることができ、考古学フアンにはたまらないかも!
実は、ゴゾ島チタデル内の考古学博物館でも、小さな小さな女神像がたくさん展示されていて、思いのほか長時間ねばって見学していました!
日本の縄文や古墳時代もそうですが、どうやら私、考古学が好きだったようだ(^^;;

古墳&はにわ講座もあります!!(2020年2月26日&29日予定)

古墳・はにわ講座

【巨石神殿の数々と考古学博物館】

それから、マルタワイン
日本ではほとんど見かけることができません。
それもそのはず…実際にワイナリー見学で教えてくれたのですが、生産されるマルタワインの95%が国内消費、海外へ輸出されるのはわずか5%なんだそうです!
たった5%なんだから、日本に入ってくるはずがないですよね💦

マルタにはワイナリーが6つあり、どうやらMarsovinとMeridianaが2大勢力かな、という気がしました。
私はMeridianaに見学に行きましたが、ヴァレッタで行きつけとなったレストランで偶然Marsovinの人と知り合えて、次回はそこに見学に行きますね!と約束してしまった(^^)
他のブランドも、スーパーやワイン屋でも買えて、スーパーでは店員さんオススメのリーズナブルなテーブルワインまで教えてもらっちゃいました!!
マルタで生産されるワインは、シャルドネやカベルネソーヴィニヨンなど国際品種が多いですが、土着品種もありました。赤はGellewza、白はGirgentina。これもMarsovinの人に教えてもらいました(^^)
フランスAOC、イタリアのDOCなどと同様、マルタではDOKとIGTがワイン法による分類であります。
→「旅行を楽しむためのワイン講座」で勉強しました!!
今度、えみ先生にお願いして、マルタ、キプロス、ジョージア、モルドバなどの、日本に入って来にくいワイン特集をしてもらおうかな(^^)。ワインは私が仕入れてきたものを提供だ!!

旅行を楽しむためのワイン講座

 

 

そして今回もありました!
奇跡の出会い!!(笑)

最後のコンサートは、ガイドブックに載らない、情報がほとんどない町で。
まあ、バスで行って聴いて帰るだけだから、それぐらいは何とかなるものですが…
その町で、コンサート前にトイレを兼ねて入ったカフェで、奇跡は起こった!!(大げさ)

こんなところで、日本人女性と遭遇。
しかも、マルタ在住者だという。
聞けば、「絵」を通してマルタを紹介する活動をしているそうで、コンサートの間にササっと描きあげ、最後に披露してくださったのがコレ!
素晴らしい!!

↓ 杉原みゆきさんのホームーページ
http://www.meyoukey-s.com/

※それにしても、最近、行く海外の先々で、活躍する日本人女性にお会いする奇跡が多い!
昨年10月の台湾東部(花蓮)でも、同様の奇跡が起こっているのです♡
元気な日本人女性は、みな海外進出してしまうのか!?
これについては、ブログが間に合ってない💦
そのうち書きますので、気長にお待ちくださーい(^^;;

この彼女(みゆきさん♡)に言われました…
「バロック音楽祭を目的に来るなんて、かなり『マニアック』ですね!」
ははは、『マニアック』…よく言われます(^^;;
というか、当社が提供する旅行の7割ほどが、どう考えても『マニアック』なものばかりで…
へへへ、スミマセン(^^;;

教会も素敵!

今回も食事特集!

これだけ食べれば、体重増加したのは言うまでもない…
またしても(^^;;


さて、今回の旅行(7泊10日)、気になるお値段はどれくらいだったのでしょうー!?
(知人から「料金がわかるとお客様が安心するかも!」というアドバイスをいただいたので…)

  • 航空券、約10万円(中東系・エコノミークラス)
  • ホテル、約7万円(ハイシーズンだともう少し高くなる)
  • コンサート5回、約2万円(座席による)
  • ハイポジウム、ワイナリー見学、約7000円
  • ここまでを当社で手配すると、手配手数料、約3万円
  • さらに、現地の情報・アドバイス料金が、資料1件あたり11000円。
    料金表ご参照
  • これ以外に、現地で必要だったものは、
    バス7日券、観光バス代(ホップオンバス)、フェリー、各地の入場料など、約25000円
    それ以外に食事代はそれほど高くなく、1食あたり約10~20ユーロ程度(ワイン1杯飲んで)。

合計すると、約263000円。(食事を除く)
これを安いと見るか、高いと見るかは、個人の価値観。
(旅行会社の私が言うのもなんですが、私はけっこう安いと思った!)
団体パッケージツアーだと15万~25万ぐらいであるので、(個人旅行は)それより高くなるのは否めない。
ただ、自由度、好きなところに好きな時間だけいて、現地の人たちと偶然の交流もあったり、時には畑の真ん中を歩いてしまったりと、想定外のハプニングまで楽しめるのが、個人旅行の醍醐味(^^)

ホテルはマルタ式バルコニーがあり、デザインも可愛くて、お気に入りでした(^^)♡

上記は「手配旅行」の一例です。
こんな感じで、その他の国も手配してますので、ぜひこれからの旅行は、形式にとらわれない、皆さんの希望を形にする「個人旅行」で、存分に異国を満喫してくださーい!!
当社でしっかりお手伝いしますので、お任せくださいね(^^)/


次回は、3月20日から、これまた仲良しのお客様と一緒に、ベトナム・ダナン&ランコー村へ行ってまいります。
(こちらは、いちおう現地パッケージでご提案中)

2020年3月 ダナン&ランコー村 素朴なベトナムの旅

「一緒に行きたーい!」というお客様がいらっしゃれば、ぜひ便乗してください(^^)
お申込み、お問合せ、お待ちしておりまーす!!

旅行・セミナーのお申し込み・ご相談はこちらまで↓

Emai info@i-travel-square.tokyo
Telephone 03-6706-4700 (平日10時~18時)

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