今回は、鹿児島県・奄美大島から飛行機でわずか20分の喜界島へ行ってきました。
季節はあいにくの梅雨。当然のように雨が降り、視界不良で飛行機の離着陸も危ぶまれる。そんな悪条件でしたが、運よく上陸でき、島の魅力を存分に楽しむことができました!
数十分遅れで空港に到着すると、島のキャラクター「よろこびと」くんが出迎えてくれました。 どこの離島も同じですが、時刻どおりに運行されないのは当たり前、欠航だって仕方ないと思っていたほうが良い。それぐらいの心の余裕がないと離島を楽しめません!
島内はレンタカーを借りてまわります。観光客にはそれ以外の手段は考えられない。
空港近くにある戦闘指揮所跡と、それを取り囲むように咲いている特攻花。喜界島は太平洋戦争当時、海軍航空基地として米軍機から猛攻撃を受けました。この島の飛行場から飛び立つ特攻機の指揮をしたのがこの建物。二度と戻れないことを知っている特攻隊は上空から花の種を蒔いたそうです。それが現在も「特攻花」として喜界島に咲いているのです。喜界島をはじめ奄美群島には、このように戦争を語り継ぐ具体的建造物として他にもいくつか保存されている史跡があるので見る価値はあります。
その他にも自然豊かな見どころは散在しています。
形の良い巨大なガジュマル。サンゴで作った石垣の集落。サトウキビ畑の中に続く直線の道。なぜその名がついたのか、しかし透き通る海とテーブルサンゴの「ハワイビーチ」。南国の貴婦人と呼ばれる大きな蝶「オオゴマダラ」。太古の昔から長い年月をかけて形成された「ウフヤグチ鍾乳洞」。島の北端を照らす「トンビ埼灯台」・・・。
喜界島はもともとサンゴ礁が隆起してできた島。現在でも年間2mmという驚異的なスピードで隆起が続いています。島の高台もふつうの山とは異なり頂上が平らであるのは、もとがサンゴ礁だったからです。石垣の集落以外でも、島のあちこちでサンゴの岩が見られます。
喜界島は島じゅうにサトウキビ畑があるため、黒糖の産地として有名。島では多くの商店が黒糖を加工し美味しいお菓子を提供してくれます。なかでも水飴を使っていない「純黒糖」がオススメ!また、奄美群島で作られる黒糖焼酎、喜界島の地元の焼酎もたくさんあります。そして、近年人気急上昇の喜界島の白ゴマ。あまり知られていませんが、喜界島の白ゴマは非常に質がよく、加工品のペーストは少しお値段が張りますが自分用の最高のお土産になります!
ホテルで偶然、島唄ナンバーワンの川畑さおりさんに出会いました!
川畑さんは喜界島出身で、小学校3年生のときから数々の賞を総なめにしてきた実力派。現在は喜界島を拠点にしながら全国を忙しく飛び回っています。そんな素敵な彼女にお会いできただけでも、喜界島へ来た甲斐があったというものです(^^)。
夜は地元の人たちが集う居酒屋「天晴(あっぱれ)」にお邪魔しました。
http://kikaijimanavi.com/shukutawn/inshoku/simaryouri/appare.shtml
美味しい黒糖焼酎に地物の料理、そして島の人たちが気軽に声をかけてくれる温かい雰囲気に包まれながら、至福のひと時を過ごします。
大将がこっそり発した「喜界島を好きになって」の言葉。
梅雨でリゾートのような青空・青い海は見られませんでしたが、どんな季節に行ってもきっと旅人の心を温かくしてくれるはず、そんな素敵な喜界島の旅でした!
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