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ワイン天国・モルドヴァ


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先週はモルドヴァへ行っておりました。

ここでさっそく質問…「モルドヴァってどこ?」(笑)

現地ガイドさん&ドライバーさんも民族衣装と笑顔でお出迎え(^^)

現地の旅行会社さんやトルコ航空さんとディナーした時にもその話になり、トルコ航空さんが「何人かは『モルドヴァってどこ?』と尋ねるが…」と言った時に、間髪入れず現地旅行会社さんが「何人かではなく、全員!」とお答えになった。
もう、自虐ネタでしかありません(^^;;

「何人かは…」「全員!」のディナー(苦笑)

答えは「モルドヴァはルーマニアとウクライナの間」。
え?ルーマニアってどこだっけ?ウクライナは?…

無限ループになりそうだから,この辺で止めておきましょう(^^;;

黒海の下にトルコがあり、ルーマニアとウクライナも黒海に面していますが、モルドヴァは海のない国です。そのため、一緒にまわったドライバーさんは「海の魚を買いたい!」と、最終日にオデッサ(ウクライナ)の市場へダッシュしてました(^^;;

さて、今回は本当に視察目的で(今までのは視察じゃないのか?笑)、モルドヴァ、ヤシ(ルーマニア)、オデッサ(ウクライナ)をまわりました。ヤシもオデッサもモルドヴァ国境を越えてすぐの町。逆にブカレストやキエフからだとかなり遠くて、どうしてもモルドヴァと一緒に取り扱われることが多いようです。

この3カ国をまわって、今ブログに起こそうとしていますが、どうも書きにくい…(またか!)

こんなこと言うと身も蓋もありませんが、この3か所、あまり見どころがないんですね(><)

あちゃー、言っちゃった?

まず、モルドヴァには世界遺産が「シュトルーヴェの測地弧」という10か国34か所にまたがる複合遺産の一つ「ルディの測量点」というのがあるようですが、だから?って感じのもので、それ以外はまったくなし。

ルディの測量点…

オデッサは「ポチョムキンの階段」以外はかなり普通の町で、せいぜいオペラをリーズナブルに観る程度。

【オデッサの見どころ…】

有名なポチョムキンの階段は、上から見ても階段がよく見えない

ヤシに至っては、見ようと思えば見どころはあると思うが、時間がなければ割愛してよさそうなところばかり。

【見ようと思えばあるヤシの見どころ】

ヤシで一番のお気に入りは三聖人教会。外壁一面の装飾が目を惹く!

これじゃ、観光としての旅行はあまり成立しないわね、と内心かなり悩みながら歩を進めていたのでありました(^^;;

実際に現地旅行会社さんに「モルドヴァを推薦するポイントは何ですか?」と尋ねてみると、「ワインと教会」だと。

やはりそうですね、「ワイン」を中心に考えたほうが、この国はよさそうです(^^;;

モルドヴァはジョージア(グルジア)と並び、ワイン発祥の地と言われています。
ジョージアの方が古くて、国営ワイナリーのビデオでは「モルドヴァ・ワインはジョージアから伝わってきた」と紹介していたような気がする(英語だったので、聞き取り能力の限界…)
いずれにせよ、モルドヴァでは太古の昔からワイン造りが伝統だったようです。
その理由は、たいていワインで有名なところは同じ理由ですが、「土」が良いからですよね。
モルドヴァも狭い国土ながら、隣国ウクライナ・ルーマニアよりも肥沃な土壌ゆえに、優秀なワインが産出されるようになり、今や世界中に輸出されているとか。
あるワイナリーでは、輸出先として、全体の30%が中国、日本は5%以下、残りは欧米だと言ってました。中国にそんなにワインが行っているなんて!
でも、他のワイナリーでも、中国の企業や富裕層からのオーダーメイド契約がたくさんあったり、国のトップ(プーチンさんやメルケルさんなど)のプライベート・コレクションの所に中国トップのコレクションもしっかりあったりと…残念ながら日本のトップのはありませんでした(-_-)
今や、中国の勢いは止まりません!
日本に入ってくる前に、ぜんぶ中国で飲み干されてしまいそう…
ならば、現地に行くしかない!!(笑)

この2,3年、日本でもモルドヴァ・ワインのブーム到来で、時々耳にすることはありますが、実際にお酒屋さんで扱っているのは非常に少ない。レストランでもモルドヴァ料理を提供するところにはあるかも知れないが、日本人は「高ければ良い」と思う節があるので、珍しいワインの値段は総じて高額。なんででしょうね…(^^;;

まず私が巨大地下ワイナリーで購入したワインの値段に驚き!
テイスティングして美味しかったので選んだのですが、日本円にして700円!!
イオンのワインよりも安いじゃないかっ(^^;;
これだけが安いのではなく、他も似たような価格帯で、購買意欲が爆発しそうでした?

モルドヴァの通貨は@7円をかけてみてください、驚きの値段です!

最後に行ったプライベートワイナリーで、せっかくなら一番のお薦めを買っていってと言われ、プレミアの赤を購入しましたが、これまた2000円。

オーナーお薦めブレンドの赤、値段は他の3倍、でも2000円(^^;;

うーん、思い出す。
あの物価の高いニュージーランドでたくさんワインを買っては飲み、飲んでは買いを繰り返したが、普通のワインでもだいたい1500~2000円前後だった。(日本に来るとその3倍ぐらい?)
それに比べると、下は400円ぐらいから、上は3000円ぐらいまでのリーズナブルなモルドヴァ・ワインを目にして、スーツケースを2個持ってこなかったことを激しく後悔した私でした(^^;;

トルコ航空ではエコノミーでも23kgを2個まで預けることができます。
ワインの関税は1本あたり約200円です。
次回は必ず普通サイズと小さめのスーツケースを持参して、トータル46kgに至るまでワインを購入して帰りたい!そんな気持ちにさせてくれるモルドヴァ・ワインでした(^^)

そんなモルドヴァで、どんなツアーを企画すればよいのだろうか…

まず、ワイナリー巡りですね。
国営巨大地下ワイナリーから、新鋭のプライベートワイナリーまで、選り取り見取りです!

映画スターのようなお2人が試飲に導いてくださる♡
プライベートワイナリーには宿泊施設とプール併設が多く、酔っ払ったらそのままいい気分で眠りに包まれ、また朝からワインで迎え酒もOK(笑)

モルドヴァ・ワインってどんな感じ?と思っていましたが、普通でした。
普通、というのは、ジョージアみたいに地中の壺で作っていないし、トカイワインやマデイラ、ポルトのように甘ったるいのが主流でもなく、どちらかと言えば、辛口の白が素晴らしい!
ブドウの種類は、カベルネ、シャルドネ、ソーヴィニヨン、ピノノワールなどよく耳にする品種から、私の好きなピノグリスもあれば、聞いたこともない土着の品種まで、これまたテイスティングが楽しく弾みます!
どうせ買うなら土着かな…なんて、これは個人の趣味なので(^^;;

そして食べ物もなかなか優秀でした!

ママリガというトウモロコシの粉からできたパンみたいなもの、麺入りスープ、サワークリームを惜しみなく入れたボルシチや餃子みたいなお団子、キャベツやチーズ、ポテトが入ったパイ、もちろんお肉は美味しかったし、最後に食べたママリガの粉がついた魚のムニエルみたいなのは最高でした!直前にパイをたくさん食べ過ぎて(これまた最高に美味しい!)魚を最後まで食べられなかったことが今になって悔しくて悔しくて…(^^;;

【相変わらずよく食べる(^^;;】

クッキングクラスもできるようだし、旅程に取り込むか。

このパイを作ります!中には、キャベツ、チーズ、ポテトの3種類

食べて飲んでばかりじゃ芸がないので、時々観光もしましょう。
モルドヴァには教会がたくさんあり、ほとんどが正教会。内部には美しいフレスコ画が溢れており、イコン好きにはたまりません。

楽しそうに踊る新郎新婦。金土日は結婚式が多く「花嫁エキシビション」と笑ってました(^^;; ※クリックするとダンスの動画をご覧になれます♪

他に特にこれといった見どころは思いつきませんが、その代わり、オペラハウスでオペラ・バレエもリーズナブルに鑑賞できます!

オデッサのオペラハウスでオペラ鑑賞!信じられないリーズナブルな値段に旅行者も躊躇せずに行けてしまう!!※クリックするとカーテンコール動画をご覧になれます♪

いつもの「観光スポットを精力的にまわる」あくせくした旅行とは全く趣向が異なる、スローペースで食文化と芸能を楽しみ、現地の生活風景を垣間見る、そんな旅行ができそうです(^^)

観光スポットだと一度行けば十分ってことになりますが、ワインや食事など生活に密着したテイストを楽しむ場合は、何度でも通いたくなりますよね。

世界に君臨するフランスやイタリアのワインが「銀座」に匹敵するなら、モルドヴァはそうですね、私がよく通う横須賀のお寿司屋さんや東庄(千葉)のウナギ屋さんみたいなものかな。

素朴で、スレてなくて、高圧的でもなくて、さらにリーズナブルなのに質が良い!
「見つけちゃった!ふふふ(^^)」

そういうモルドヴァにしてみたい!

現在、旅程プラン作成中!
でき次第、ホームページ、Facebook、メルマガなどでご紹介しますね!
どうぞお楽しみに(^^)♪

NOROC(乾杯)!

ワインを飲めば、気持ちが和み、お互い心を開いて会話が弾みます!
さあ、皆さんも、美味しいワインと美味しい食事で、モルドヴァの穏やかな休日を過ごしましょう~(^^)/

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