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ドイツ3大バロック音楽の巨匠・生誕地を訪ねる旅


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教会と音楽セミナーで得た知識をもとに、ついにバロック音楽をテーマの旅に出かけました!
中身がたっぷりありすぎて、バロック音楽や作曲家の詳細についてまで書き出すとブログが百科事典のようになりそうです。
なので、そこは専門家であるご参加くださったお客様にまかせ、私は素人目線で今回の旅行の足取りを追いながら紹介します(^^)

1日目:成田→(乗継)→フランクフルト

余裕をもってお昼の便にし、朝10時に成田空港集合。
GW明けということで、機内は比較的余裕があり、まずまず快適な空の旅。
全員の荷物も無事到着し、さあホテルへと思ったら空港の様子がおかしい、見覚えがないし鉄道駅の表示もない…
どうやら降り立ったのは第2ターミナル。いつも第1だったから、この存在を知らなかった…不覚(><)
鉄道駅は第1ターミナルにあるため、シャトルバスで移動しようと試みるも、夜間でなかなかバスが来ない。
やっと第1へ移動し、今度こそ中央駅へ移動するため券売機で切符を買ったら、なんと15ユーロのお釣りが出てこない!夜10時はスタッフもおらず、どうすることもできない。翌日、鉄道会社にメールをするが返事が来ず、この旅行中ずっと気をもんでいました。(この件は現在も鉄道会社と協議中…)
あとでネットで調べたら、ドイツの券売機トラブルは頻繁にあるらしく、多くの外国人が怒っているようです!
そんなハプニングもあり、ホテル到着、チェックインが終わると間もなく日付が変わりそうな時間。
皆さんお疲れだったことと思います??

2日目:フランクフルト→アイゼナハ

いよいよ観光開始。ルターとバッハで有名なアイゼナハへ向かう。
ところが…旅はそうスムーズに進むものではなく、直通電車に乗ったつもりが、行き先が間違っていたのに気づかず、親切な車掌さんが教えに来てくれて、途中下車。検札の時に「アイゼナハへ行くよ」と言っておいてよかった? その後、2回電車を乗り継いで予定より2時間も遅れてアイゼナハ到着。
乗車ホームも案内板も確認しており、前の電車が遅れて出発したことも確認済み。次にホームに入ってきた電車に何の疑いももたず乗り込んだが、どうやら表示のなかった電車だったのかも。定刻通りに出発したので、安心しきっていたのでした。初っ端からやられた?やはりドイツであってもそこは外国。入念すぎる確認が必要でした。この苦い経験のおかげで、その後の列車は、これでもかというほどの注意を払って、乗り間違えはこの1度だけで済みました。

表示にない謎の電車(ベルリン行き)に乗ってしまった?

2年前にもアイゼナハに行きながら、お城(世界遺産)の存在を無視していた私。
今回はリベンジもあったのです(^^;;
当初はお城に行った後に街の散策をする予定でしたが、到着時刻が遅くなったため、お城は翌日にまわし、市内散策に切り替え。前日の移動の疲れ、午前の乗り間違えの疲れなど、いろいろ溜まっているので、観光初日は飛ばしすぎず、ほどほどに。2年前の訪問で知っていたバッハ・ハウスのミニコンサート、最終回に滑り込みセーフで、素敵な音色にみんなでウットリしてました♪

  • ルター広場でルター様にご挨拶
  • カリーブルストに挑戦
  • ゲオルケン教会見学
  • バッハ・ハウスでミニコンサートと館内見学
  • 飛び込みのレストランでドイツ地元料理を堪能

ホテルは趣のある建物を利用した4つ星の素敵な宿で、翌朝の朝食ビュッフェも種類・味とも充実しており、なかなか良い選択でした(^^)

3日目:アイゼナハ→マグデブルグ

前日にやり残したお城見学からスタート。
お城は旧市街から4km弱あり、歩いていくにはちょっとハード。タクシーで向かいます。
内部はガイドツアーに参加によって見学可能。英語は日に1回だけで、それ以外はドイツ語。そこへ日本の団体がやってきて「急きょ日本語ツアーができることになったから、そっちにどうぞ」と受付の人に言われたが、団体客は20名以上いる。個人的には「ちょっとそれは…」と思ったが、日本語の方が良いお客様が大勢いらっしゃったので、日本語ツアー参加とその10分後のドイツ語ツアーの二手に分かれることに。
ドイツ語ツアーでは、渡邊先生が要所要所を通訳してくださったおかげで、ずいぶん充実して楽しめました。
ルターが聖書をドイツ語に翻訳するため籠っていた部屋がフィナーレ!
彼の功績は、その後のキリスト教の在り方に、大きな影響を与えました!!

お城から市街地へタクシーを手配してもらおうと受付に行くと、10分後にバスがあるよ!と教えてくれて、一同あわててバス停へ駆け降りる(^^;;
慌ただしくてスミマセン?

お城で念入りにルターを見学したので、ルター博物館はちょっとオマケだったかも(^^;;

  • ヴァルトブルク城(世界遺産)見学
  • ルター博物館見学

その後、一路マグデブルグへ向けて列車に揺られる。
マグデブルグでは4連泊。
駅近で便利、朝食も充実、田舎(地方都市)だから料金は大都市ほど高くない、利便性の高い良いホテルだったと思います。

3日目:マグデブルグ→ツェルプスト→マグデブルグ

ツェルプストはバッハと同時代の作曲家ファッシュが宮廷楽長として活躍した町。そしてロシア女帝として名を馳せたエカテリーナ二世が幼少期をその宮殿で過ごしました。一般的なガイドブックには載っていない町ですが、それなりに見どころはありました。マイナスイオンを感じながら林を抜けて通りに出ると、アールヌーヴォー調の建物が並ぶ。例にもれず城壁に囲まれた旧市街ですが、駅から見張り門までの風景と異なり、ニコライ教会へ向かうまでの建物は東ドイツ時代の味気ないアパート(ソ連時代の建物と似ている)に色をつけて、なんとか明るく見せているような感じです。アールヌーヴォーとは違いました?聖バルトロメオ教会、エカテリーナ二世博物館、フランシセウム博物館で、まさかの長時間滞在。どの施設の方も熱心に説明してくださるので引き際が難しく、また、お客さまも熱心に耳を傾けていらっしゃり、この日はかなり充実の見学内容だったのでは…そのせいでランチ時間がほとんどなく、皆さまに慌ただしい思いをさせてしまい、またまた反省です(-_-)

  • 林の中を散歩
  • 県庁と郵便局(歴史的建造物)※外観
  • 城壁と見張り門、太っちょの塔※外観
  • 聖バルトロメオ教会見学
  • エカテリーナ二世博物館見学
  • ツェルプスト城見学
  • ニコライ教会見学
  • 三位一体教会(ルター派)※外観
  • フランシセウム(博物館)見学

4日目:マグデブルグ→ハレ→ケーテン→マグデブルグ

前日の時間管理失敗を反省して、この日はガッチリ時間を決めて、2都市訪問に挑みます!
ハレはヘンデルの生誕地、町の起源は961年という古都ですが、駅を降りるとなかなか大きく近代的な町ではないですか!行きはタクシー、帰りはトラム…このトラムの券売機でもお札がうまく入らず四苦八苦?全体的にドイツの券売機は改善を試みた方がよいのでは?(余計なお世話)

  • ヘンデル・ハウス見学
  • マルクト教会見学
  • トラムで中央駅まで、車窓から街を見物

慌ただしくも時間通りの電車に乗り込み、朝に買っておいたパンなどで車中でランチを済ませます。そして次に降り立つのはバッハが宮廷楽長を務めた街ケーテン。ドイツ人に「ケーテン」と発音すると「?」の顔をされる、ウムラウトがあるのでコとケの間ぐらいの発音でやっと通じました?連日1万歩以上の歩行のため、そろそろ足に疲れを感じるお客さまもいらっしゃいましたが、残念ながら駅にはタクシーが見当たらず、申し訳ないながらも歩いて旧市街へ向かいます。旧市街を歩くと至る所にかつての木組みの家をリノベした建物が。そしてバッハ関係のスポットも。この街こそガイドブックにまったく載っていませんが、先生の案内で、本当に充実の街歩きができました!

  • バッハ住居跡※外観
  • 木組みの家※外観
  • 聖ヤコビ教会見学、市庁舎※外観
  • バッハ広場、バッハ像前で記念撮影
  • 木組みの家、歴史的建造物を観ながら街歩き
  • 聖アグヌス教会見学
  • ケーテン城・博物館見学、パイプオルガン演奏体験

5日目:マグデブルグ→ライプツィヒ→マグデブルグ

ライプツィヒは今回の訪問地の中ではいちばん名が知れた街です。バッハ、メンデルスゾーン、シューマン、ワーグナーなど、著名な作曲家がこの地に足跡を残しています。観光に関係する範囲は思ったほど広くなく、中央駅から歩いて回れますが、前日までの様子から、興味の対象がお客様ごとに若干異なるため、すべてを入念に見学すると時間が足りない。そこで思い切って午前中を自由散策にしてみました。結論から言えば、すでにドイツで数日経過した経験もあり、ライプツィヒでは皆さま各自それなりに自由散策を充実されたようです。すべてのスケジュールが決め決めの団体パッケージはラクでいいかもしれませんが、私は(当社は)できればこのような個人の街歩きを楽しんでもらいたいと思っています。偶然の発見、町の人との交流、美味しいローカルフードの出会い。個人旅行だからこその醍醐味です。今回はその趣旨を確実にお伝えできていなくて、お客様を混乱させてしまった点は大きく反省。しかし、これに懲りず、自由な個人旅行をぜひこれからも体験していただきたいです!

  • 午前中自由散策
    【見どころ】ニコライ教会、旧市庁舎、バッハ博物館、カフェ・バウム、シューマンの家、メンデルスゾーンの家 など
  • トーマス教会見学、カンタータ演奏

素晴らしいカンタータ演奏を聴き終え、皆さま一緒に夕食。のんびり食べていたら、まあまあ良い時間になり、電車時刻を調べると、なんとまあ、行きは1時間ちょっとで行けたのに、帰りは特急(ICE)などがなくなりローカル線(RE)のみ、2時間もかかってしまう。しかも、よく見ると、乗車ホームが中央駅構内ではなく、離れのSバーン乗り場。数々の失態ゆえ、お客様に信用されていないながらも、時間との闘い、そこは無理に引率し、なんとか汚名返上しました(^^;; 翌日は荷物をまとめて移動しなければいけない。夜中の到着で皆さま本当にお疲れさまでした?

6日目:マグデブルグ→フランクフルト

4泊もしておきながら、最終日にやっと本丸マグデブルグの観光です?
マグデブルグも歴史は古く、神聖ローマ帝国初代皇帝オットー1世ゆかりの地だそうです。街で見かけたカール大帝の碑、その理由は、9世紀初頭カール大帝時代の文書にこのマグデブルグが登場するからなんですね。
この街もいろいろ見どころはありますが、最初に必須だけ一緒にまわり、その後は自由散策、そしてオルガンコンサートにあわせて再集合の形を取りました。大聖堂はドイツ初のゴシック建築、あまりに大きくて、集合写真の皆さまが豆粒のよう(^^;; 次に訪れたロマネスクセンターは、資料をもらうだけのつもりが、なんだかしっかり見学してしまった。いつものパターン(苦笑)。そして修道院を通り、ドイツの有名建築家の緑の塔(と言いながら、ピンクだが!)で解散。この建物を見て、会津若松の「さざえ堂」を思い出したのは今回のメンバー中、私だけだったでしょう…建築かぶれしすぎ(笑)
解散後は2名のお客さまと一緒に移動、テレマンの碑を見にいく途中でついに白アスパラの店を発見してしまい、もう気持ちはテレマンより「白アスパラ!」…さっさとテレマン見て、食べに戻りましょうって、やっぱり食欲には負けます(^^;; 食後満足してオールドマーケットに行くも日曜で店がやってない(-_-)。じゃ、歴史博物館で「マグデブルグの半球」資料でももらう?って行くと、なんとその実物がさっきのマーケット近くだとわかり、トラムであわてて逆戻り?ホテルでもらった市内交通無料券をふんだんに活用させてもらいました!
夕方、大聖堂で再集合し、オルガンコンサートの素晴らしい音色に包まれ、バロック音楽の旅はなんとか終了。

  • 聖マウリティウス大聖堂見学
  • ロマネスク・ロード・センターと城壁跡、裏庭見学
  • 聖母マリア修道院(現在は美術館)※外観
  • フンデルト・ヴァッサー建築の緑の塔で解散、自由見学
    【その他のおもな見どころ】聖霊教会跡(テレマン記念プレート)、オールド・マーケット、歴史文化博物館、マグデブルグの半球 など
  • 聖マウリティウス大聖堂でオルガン・コンサート

コンサート後はマグデブルグ駅で渡邊先生とお別れ、一路フランクフルトへ向かいます。運の悪いことにこの日は日曜日。そう、ドイツ人は週末に郊外へ遊びに行き、日曜の夕方に都市へ戻る人が多い。そのため、選んだ電車、特に乗換え後の電車は完全に満席。乗車前に満席だとわかっていたため、一縷の望みをかけて、一目散に食堂車へ駆け込む!幸いまだ席が空いていて、先に乗車していたドイツ人たちに「すみません、相席させてください」と頼みまくり、全員着席成功!これで座れなかったら、フランクフルトまで2時間半、悲劇の立ちんぼでした?本来なら事前座席指定したいところですが、行程と時間がはっきりせず、電車の遅延を考えると、おそろしくて予約はできない。土日の長距離移動を避けるよう、今後は気を付けてスケジュールを組もうと決意しました!

7日目:フランクフルト→(乗継)→成田

比較的ゆとりのある飛行機にしたが、ターミナル移動と券売機クレームがあるため、少し早めに出発。券売機クレームは結局解決せず、現在(6月3日)に至る…(-_-)。昼間のターミナル移動はスムーズで、飛行機も余裕があり、お疲れの皆さまは、ゆったり横になって休んでいただくこともできました!
最後の最後、成田空港でお一人様だけスーツケースが未着…うーん、今回は乗継ぎ時間もたっぷりあったのに。やはりロシア人の労働意欲のなさに問題があったのかも。かなり多くの方々が未着手続きをしており、中には泣いている外国人の若い女子がいました。私も過去2回、アエロフロート航空でやられている。飛行機や機内食は昔に比べてかなり良くなっているのですが、モスクワ経由、要注意ですね?

毎日よく歩き、教会を見学し、時に美しい音楽を堪能し、季節の食べ物やローカルフードに舌鼓を打ち、小さなハプニングや不手際はあったものの、大きなトラブルはなく、終わってみればまあまあ良かったかな(^^)

今回は初めての「〇〇先生と行く!」シリーズの旅行で、この大役を教会セミナーの渡邊先生が立派に務め上げてくださいました。さすが入念に研究してくださっているだけあり、ガイドブックにほとんど掲載されていない(あるいは掲載ゼロの)街々を歩きながら丁寧に解説してくださいました。ご参加のお客様もほぼ音楽関係者であり、音楽や作曲家に関しては私なんかより数百倍も知識がある。どの街に行ってもとても熱心に見学されており、頭が下がる思いです。
今回は初めての取組みもあって、至らない点が多々発生し、反省のしっぱなし。
皆さまには途中いろいろご迷惑をおかけして、本当にすみませんm(_ _)m
この経験を活かし、今後も「〇〇先生と行く!」シリーズをどんどん実施していきたいと思います!

9月には建築の三村先生と行く!金沢・小松近代建築めぐりがあります。

建築家と行く!金沢・小松近代建築めぐり 2日間

10月にはワインのえみ先生と行く!モルドバ・ワインの旅があります。

緊急発表!モルドバ・ワインの旅 8日間 2019年10月

そして来年3月は、またまた渡邊先生と行く!南北キプロス周遊旅行があります!

キプロス・ニコシア巡りとアフロディーテを訪ねる9日間

回を重ねるごとにパワーアップしてまいりたい所存。

ぜひ皆さまも、先生と一緒に充実の旅行を体験してみてください!!

 

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Telephone 03-6706-4700 (平日10時~18時)

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