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富士山への道のり vol.6


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富士山を決意して以来、3月から怒涛の勢いでトレーニング。
少しでも間があくと気になってしょうがない。
もはや筋力低下恐怖症!○○フォビア(phobia)の日々💦
奇跡の出会いもあり…→vol.5

次なる山は!?

関東以外へ遠征!

山登りを始めて実感したこと。それは…山登りの相棒を探すのは至難の業!!

本当に大変です。
奇跡の出会いで登山ガイドを得て、富士山ツアー(個人手配)を公表してからけっこうお問合せをいただくも、多くの方が相棒探しに苦戦されて撃沈しました。
山登りの難しさは、体力的な問題以外にも、
・周囲に山登りに興味がある人が少ない
・天候に左右され、実施日を決めにくい
この2点に絞られるかと。

例にもれず、早々から相棒探しに苦戦を予感していた私は、奈良で仲の良いホテル関係者さんのお誘いを二つ返事でお受けして、いざ奈良の山へ遠征です!!

お誘いいただいた山は釈迦ケ岳。ユネスコ世界遺産・大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)のルートで、奈良の吉野山と熊野三山を結ぶ修験道の修行の道の途中にあります。今回は「釈迦ケ岳」だけでしたが、ルート上にある山々は大峯七十五靡(なびき)と呼ばれる神仏が宿るとされた拝所・行場が遺跡として残り、祠や仏像などが点在し厳かな雰囲気が漂う、まさに山岳信仰の場なのでした!!

大峯奥駈道、全ルート。大峯山寺を含む山上ヶ岳一帯は、女人禁制の神域のため、女性は迂回しなければいけません!
今回は釈迦ケ岳だけのピストンでしたが、大日岳にも行くルートもありました。

さて、例によって前泊大好きの私は、前回(3月)の奈良で行きそびれた「信貴山」のため、まず王寺駅に降り立ちます。

前回行きました!達磨寺、雪丸!(^^)

夕方に到着した私は、ホテルに向かいつつ、夕食の場を物色。
ふと目にとまったお店「つかさ」が大当たりで、ちょっとのつもりが、ずいぶん長居して、飲みまくりました(^^;;
こんなことしてるから、毎週、山登りしているのに、ちっとも体重が落ちないのですね(苦笑)
それにしても、美味しかった。このお店のためだけに、また王寺に行きたい!

飲み過ぎて、二日酔いを心配したが…(何しに来ているんだ!?)
質の良いお酒は、酔っても二日酔いになりにくい。(そう信じたい!)
おかげで翌日、特に問題なく、朝から「信貴山」へ向かいました。

信貴山とは…
「今から1400余年の昔、聖徳太子がこの山で毘沙門天王をご感得され、大変にご利益をいただかれましたのが寅の年、寅の日、寅の刻であったといわれています。その故事から、信貴山の毘沙門さまに寅の縁日にお参りすると、聖徳太子にあやかって良いご利益を授かるとして昔から信仰を集めてきました。」(HPより)
ということで、今年は寅年のため、年頭からこのお寺が大人気なんだそうです。
奈良の友が「寅年だから行っておいで!」と教えてくれました。高野山のような聖地であるものの、地元&時々大阪の人が中心で、現地で「千葉からきました」と言うと常に驚かれます。
そういえば、最初の明神山(これも王寺)でも驚かれたね。
奈良市では行きつけのスーパーがあり、よく割引価格のお惣菜なんかも大量買いするので、「奈良への移住者」と思われているかも(^^;;

信貴山の境内には、本当に虎がいっぱい!
阪神ファンにはたまらない聖地!(笑)

ここには山城の跡もあり、トレーニング中の私は、迷わず登ってみます!
「信貴山城」、城主は松永久秀。
あの、信長関係のマンガなどで、いつもファンキーに描かれてしまう人。
「古天明平蜘蛛」というクモの茶釜を信長が欲しがったが絶対に渡さず、信長に離反して自害する際に、この茶釜が信長に渡るのを嫌い、茶釜に爆薬を仕込み平蜘蛛(茶釜)を抱いたまま爆死したという逸話。その舞台が「信貴山城」だそうですが、現地で聞いてみると「そういう説もあるけど…」ということで事実は不明でした(^^;;

晴れた日の山頂からの景色が素晴らしい!

信貴山にはバスで行きましたが、たしかバスの本数がとても少なく(1時間に1本?)、帰りのバス停にあと一歩のところで乗り遅れたバスが正面からやってきた。一か八かで、道路で手をあげたら止まって乗せてくれました!
まるでどこかの山奥の田舎のようだ…(田舎ではよく、バス停のないところでも手をあげると止まってくれる)
こういう親切なところが、奈良をますます好きにさせてくれるのです♡

前置きがだいぶ長くなりました(^^;;
ようやく釈迦ケ岳に戻ります。
山頂にお釈迦様と錫杖があり、日本七大霊山のひとつです!

その「釈迦ケ岳」は標高1800mの山。
当初の低山ばかりだったら、ひぇー1800m!!とビビッてしまうところでしたが、既にここに至るまでに1900m級やら過酷な岩場も経験しており、あと私に残された課題は早起きだけ!(苦笑)
奈良といっても五條という、それはそれは、のどかな山あいの町に前泊。同行の奈良在住の皆さんも前泊するほどのロケーション(笑)
ホテル関係者の方に便乗させてもらい4人で。
当日は、朝5時半にホテルを出発!そこから登山口まで2時間もかかる。
吉野も天川村も行ったけど、ここもすごいところだ💦💦

登山口までの途中でしばし撮影大会(^^)。折り重なる深い山々。これらが修験道だったのですね!

実際に山を歩いてみると、関東の鬱蒼とした山々とは違い、視界が開けて眺望が最高で、勾配もそれほどキツくなく、清々しい初夏の空気に包まれた楽しいハイキング!
こういう登山なら、また来たいなー!と思ってしまいました…奈良まで遠いが(^^;;

この日は最高に晴れて気持ち良かったですが、実は数日前まで天気予報では雨。雨の登山はイヤだなーと思いつつ、遠征なので新幹線は予約済みだから予定は変更できないし。ソロじゃないのでメンバーの予定もあるし。これが登山の悩ましいところなんですよねー。
結果的に、2日前ぐらいから天気予報が急転、当日は見事に晴れました!
やはり、日頃の行いですかね!(爆笑)

下山時に気付いたのですが、午前と午後とで、光の当たり方が変わったからか、大日岳の緑のバリエーション(グラデーション?)が行きより華やかに見えました!
緑に囲まれ、ご機嫌・元気いっぱいに下山する様子を撮ってくださいました!これ、お気に入りの一枚♪

教訓、

  • 山登りは相棒探しが大変!
  • 直前まで天気に悩まされる💦
  • 日頃の行いを良くしておく!(笑)

下山後、せっかく遠くから(千葉から)来てくれたからと、奈良の最果て、秘境も秘境、十津川村へ連れていってくれました!
十津川村は、日本一大きな村で、人口は3000人ほど。おそらく猿やイノシシの方が多そうです(^^;;
そして、これまた日本一長い距離を走る路線バスでも有名。こんな山奥の狭く曲がりくねった道もスイスイ走るゆえに、奈良交通のドライバーの腕前は超一流だと、奈良在住の方から聞いたことがあります!(だいたい奈良のことを表立って褒めるのは、大阪からの移住者が多いかと…笑笑)
以前、天川村へ行ったときに、「十津川村はすぐ隣だから行ってみたら?」と宿のオバチャンに言われました。その言葉を信じて行かなくて良かった。田舎の人の「すぐ隣」は5キロ、10キロ、それ以上も先のことを指していることも、よくある話なので…(笑)→vol.3の教訓を参照(^^;;

この村でいちばんの見どころは、おそらく「吊り橋」でしょう。
実際にそこしか行きませんでしたが…(^^;;
これが本当にすごいというか、怖すぎる!
何人も歩いているので、橋が揺れる、揺れる💦
もう、足がすくみっぱなしでした(@_@。
行ったら戻らなければいけない。恐怖の体験でしたが、わざわざ寄り道してくださったことに感謝です!!

いやー、怖かったー💦💦

 

今回は珍しく山ひとつだけ。
奈良ファンの私としては、一極集中(笑)、奈良を隅々までしっかり宣伝しておかねば(≧▽≦)
しかし修業はまだまだ!
vol.7へ続く(^^)


【ツアーのお知らせ】

トレッキング:富士山・宝永山・双子山ハイキング

憧れの富士山頂を目指すコースをはじめ、そこまで本気じゃない方は気楽に富士山を歩くハイキングコースもあります。
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富士山への道のり:★印は百名山

  • 2019年6月 富士山に登りたいと思い始める
  • 2019年11月1日(金) 高尾山(599m・東京都)
  • 2020年1月5日(日) 鋸山(330m・千葉県)
  • 2021年6月8日(火) 尾瀬(番外編・福島県側から)
  • 2021年7月12日(月) 上高地(番外編・長野県・河童橋まで)
  • 2021年9月4日(土) 礼文岳(490m・北海道礼文島)
  • 2021年10月11日(月) 戦場ヶ原(番外編・栃木県奥日光)
  • 2022年2月20日(日) 富士山ツアーついに申込
  • 2022年3月3日(木) 明神山(273.6m・奈良県)
  • 2022年3月12日(土) 富山(350m・千葉県)
  • 2022年3月21日(月・祝) 母智丘神社(番外編・宮崎県都城市)
  • 2022年3月25日(金) 清澄寺・妙見山(377m)・初日山(364m・千葉県)
  • 2022年4月2日(土) 大日山(333.3m・千葉県)
  • 2022年4月10日(日) ★筑波山(男体山871m・女体山877m・茨城県)
  • 2022年4月17日(日) 梅ケ瀬渓流・大福山(292m・千葉県)
  • 2022年4月22-23日(金・土) 笠取山(1953m・山梨県)
  • 2022年4月25日(月) ★赤城山(黒檜山1827.6m・駒ヶ岳1689.2m・群馬県)
  • 2022年5月2日(月) 御殿山(363.7m・千葉県)
  • 2022年5月6日(金) 一乗城山(435.8m・福井県)
  • 2022年5月17日(火) 陣馬山(854.8m・東京都/神奈川県)~高尾山(599m)縦走
  • 2022年5月23日(月) 金時山(1212m・神奈川県)
  • 2022年5月28日(土) 釈迦ケ岳(1800m・奈良県)
  • 2022年6月2日(木) 塔ノ岳(1491m・神奈川県)
  • 2022年6月9日(木) ★車山(1925m)・蝶々深山(1836m・長野県)※鷲ヶ峰(1798m)は山頂に至らず
  • 2022年6月19日(日) 双子山(上塚1929m・下塚1804m・静岡県)
  • 2022年6月27日(月) 朝日岳(2579m)・★金峰山(2599m・長野県/山梨県)
  • 2022年7月3日(日) ★那須岳(茶臼岳1915m・朝日岳1896m・栃木県)
  • 2022年7月13-14日(水・木) ついに★富士山(3776m・静岡県/山梨県)登頂!

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