添乗員と現地ガイド


団体旅行やパッケージ旅行で同行することの多い添乗員と現地ガイド。

お客様にはこの違いがよくわからない方もいらっしゃると思いますが、実はそれぞれ役割が異なります。

● 添乗員とは

添乗員とはツアーに付き添って旅程管理を行う人を指します。

その主な業務内容は、

  • 旅行計画に従ったサービスを旅行者に確実に提供するため、旅行開始前に必要な予約や手配を行う
  • 旅行中に、旅行計画どおりのサービスが受けられるよう手続する(主に空港での搭乗手続き、ホテルのチェックイン・チェックアウト手続き等)
  • 旅行中に、旅行計画に従って、旅行者に対し集合場所や時刻その他の事項に関する指示を行う
  • 旅行計画に定めるサービス内容に変更が必要となる出来事が発生した場合、契約の内容に出来るだけ沿った代替サービスの手配などの手続きその他の措置を行う
  • その他、旅行者が病気や事故にあったときの対応を行う(旅行会社に過失がない場合、かかった費用はお客様の負担)

つまり、旅行が滞りなく進められるように、管理監督する役目を担っているのです。

大切なポイントは、添乗業務に現地での観光案内は含まれていないことです。(旅程にある観光地まで引率はしますが、観光案内はしません)

● 現地ガイドとは

添乗員がお客様の旅程管理を行うのに対し、現地ガイド(ツアーガイド)の役割は

現地でお客様に観光地を案内すること

です。

※ 旅行によっては、添乗員をつけない場合に、現地ガイドに添乗員業務も兼任してもらうこともあります。

このように、添乗員は旅程の管理現地ガイドは観光案内、という役割分担をしているのです。

お客様の中には、「あの添乗員は現地を何も知らない」とか「現地情報を教えてくれない」とおっしゃる方も時々見受けますが、そもそも添乗員は搭乗手続き、ホテルチェックイン・チェックアウト、時間管理と指示、緊急対応が主な仕事なので、現地を詳細に知っている必要はありません。知っていれば尚良しなのです。

そして、「お客様の荷物を運んであげる」「写真を撮ってあげる」「飲食物の差し入れなどする」という添乗員もいますが、これらは単に本人がボランティアで行っているだけで、もちろん添乗業務には含まれません。

昨今、お客様を獲得するため、人気添乗員と呼ばれたいために、こういうサービスを積極的に行う添乗員がいるのは事実なので、お客様も「そうしてもらって当然」と勘違いされるのも無理はないですね。

しかし添乗員側も、例えば「荷物を運ぶのを手伝ってあげる」という行為はお客様へのサービスにも見えますが、実のところ、それをしてあげなければ旅程が遅れてしまうとか、転んで怪我でもされたら余計に面倒だ、といった打算が裏に潜んでいるのも事実です。

したがって、お客様はいったん旅行に出発したら、何もかもを添乗員に頼ったり添乗員のせいにせず、多くのことは「自己責任」であることを忘れないで行動していただければ幸いです。

● 添乗員の要不要の判断

個人旅行はもちろん団体旅行であっても、添乗員を必ず同行させなければいけないことはありません。添乗員を同行させると、その分旅行代金が高くなるので、節約したい場合は同行させなくても良いのです。しかし、お客様の経験その他の要因によっては、添乗員が同行していたほうが良いケースがあります。

  • 人数が多い場合
  • 海外旅行経験がほとんどない場合
  • 海外旅行において英語または現地の言葉が理解できない場合
  • お客様だけで現地の移動やホテルチェックインに自信がない場合

さらに、次のような場合は、本来の添乗業務とは別に介助者を必要とします。(添乗料金とは別料金 ※介助者を同行させるか、追加料金で添乗員に頼む)

  • 病気や怪我、身体の障害などにより、お客様ご自身で団体行動を行えない場合
  • 重い荷物を持ったり運んだりしてほしい場合
  • 専属で写真を撮ってもらいたい場合
  • 自由時間に一緒に同行してもらいたい場合

なお、自由時間にお客様ご自身で行動するのが不安な場合は、現地ガイドを雇ったり、現地ツアーに参加することも可能ですので、せっかくの時間をホテルの部屋に閉じこもっておらず、積極的に現地を楽しんでください。

● 添乗員の料金

最後に添乗員にかかる費用をご案内します。

  • 航空運賃、旅程上の交通運賃、宿泊費の実費
  • 添乗員の日当(国内:1日3万~4万円、海外:1日4万~5万円)

例えば、旅費実費が20万円で7日間のツアーの場合、添乗員の料金は20万円+4万×7日間=48万円が最低でも必要となります。大人数の団体ならこれを人数割りすればそれほど負担は増えませんが、少人数の旅行だと人数割りしても大きな負担となります。

したがって、語学力に自信があったり、渡航経験や個人旅行経験が豊富な場合は、無理に添乗員をつけずに、心配なら現地ガイドを雇って対応してもらうことも一つの方法です。

現地ガイドは国によって1日あたりのレートが異なりますが、少なくとも日本往復の航空運賃はかかりませんので、お客様の負担は少し軽くなります。

このようにお客様それぞれニーズが異なりますので、わからない点や相談したいことがあれば、遠慮なく当社までご連絡ください。

当社は皆さまが快適に楽しく旅行を進められるよう、全力でサポートいたします!

観光・手配・旅行企画など、旅行のお申し込み・ご相談は当社(アイ・トラベル・スクエア)まで↓

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