Bhutan / ブータン


 ブータンってどんな国!?

★ 幸福度指数世界一を目指す国

GNP(国民総生産)ではなく、GNH(国民総幸福度)を世界で初めて提唱。ほとんどの国民が質素な暮らしをしていますが、人間らしく幸福度に満ちています。携帯電話やインターネットが急速に流入する昨今でも、根本的な価値観がぶれることなく、ブータンらしさを維持しています。

★ まるで開国時の日本へタイムスリップ

ブータンが外交を開いたのが1974年。つい最近の2007年まで、外国人渡航者は年間たったの2000人しか受け入れない、という制限がありました。昨今その制限もなくなり、近代文化も政府管理下のもと流入し、あたかも明治維新の日本のようです。公的な場および仕事中、人々は伝統的な民族衣装「ゴ(男性)」「キラ(女性)」を着衣しており、江戸時代を思わせます。

★ 「ゾン」「ラカン」「ゴンパ」

ブータンを旅するうえでキーワードとなる言葉です。「ゾン」はかつて戦争のあった時代は城塞として機能しており、今でも僧院として、また行政を司る県庁的な役割を果たしています。「ラカン」「ゴンパ」はいずれも寺院のこと。仏教史跡めぐりを目的とした場合、注目すべきラカンやゴンパがブータンには多数点在します。

★ 人々が集う祭り「ツェチュ」

各地にある行政機能と僧院の役割を果たすゾンでは、年に1~2回のツェチュと呼ばれる祭りがあります。個性的な祭りもあり、地元の人々だけでなく、海外からもツーリストたちがツェチュを目当てに集まります。

仮面の踊り

★ とうがらしが野菜がわり!

米を主食とするブータンでは、とうがらしと肉を煮込んだ料理をご飯と一緒に食べるのが基本スタイル。もちろん観光客には辛さをかなり抑えたものが提供されますが、とうがらしを中心としたその料理はかなり辛い。また、山岳地帯のブータンではチーズも食されていて、とうがらしとチーズを煮込んだ「エマ・ダツィ」は病みつきになります。

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★ ブータン観光スポット

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  • ティンプー:全人口の約15%が集中する首都。町はノルジン・ラム(メインストリート)を中心に、歩いても数時間で廻りきれてしまうほどの規模。首都にして信号がないのはブータンだけ。

【観光スポット】●タシチョ・ゾン ●メモリアル・チョルテン ●チャンガンカ・ラカン

  • パロ:唯一の空港がある町。標高2300m。玄関口の町ということで、施設や公的機関も充実し、街並みは比較的新しく整備されている。

【観光スポット】●パロ・ゾン ●国立博物館 ●キチュ・ラカン ●タクツァン僧院 ●西岡チョルテン

  • ウォンディフォダン:プナカやトンサへの通過点となる町。尾根にある小さな町は地盤の不安から近い将来に町ごと数キロ離れた地域への移転が予定されている。

【観光スポット】●ワンディフォダン・ゾン(2012年火災により焼失)

  • プナカ:ブータンの中では標高が低く、亜熱帯気候のため、トロピカルな雰囲気が漂う。かつてのブータン国民にとっては冬の避寒地でもあり、現在でもタシチョ・ゾンの僧侶は冬になるとプナカ・ゾンで生活する。

【観光スポット】●プナカ・ゾン ●チミ・ラカン(子宝の寺)

  • トンサ:中央ブータンに位置し、仏教的にも重要な町。標高2000mだが気温は温暖でやや暑いくらい。周辺の棚田が美しい。

【観光スポット】●トンサ・ゾン ●博物館(タ・ゾン)

  • ブムタン地方:チュメ、チャコル、タン、ウラの4つの谷からなる地域。冷涼な気候にあり、牧畜やソバ・麦の畑作が産業の中心。ヤタと呼ばれる毛織物の産地としても有名。

【観光スポット】●ジャカール・ゾン ●ジャンパ・ラカン ●クジェ・ラカン ●タムシン・ゴンパ

  • 東部地区:中国南部と文化的にも共通点の多い地区。ブムタン地方からトゥムシン・ラ(峠)を越えていくが、冬は不通になることも多い。主な町はモンガル、タシガン。

【観光スポット】●モンガル・ゾン ●タシガン・ゾン

  • 北部山岳地区:標高6000~7000m級の山々が連なる地区。自動車道路がなくトレッキングでのアクセスとなるため、一般観光では訪れにくい。

【観光スポット】●リンシ・ゾン ●ガサ温泉

  • 南部地区:インドとの国交関係が濃く、ネパール系の移民子孫が多く生活する地区。国境付近は外務省から「渡航の是非検討」が発出されているので要注意。

【観光スポット】●プンツォリン・ゲート ●サンドエルリ・ラカン ●インド側散策

★ ブータンのホテル

当社では、ツアーに使用するホテルを原則3星以上と定めており、日本のお客様にとって、最低限ご満足いただける施設の提供を心がけています。とはいえ、サービス業という姿勢にまだまだ未熟なブータンでは(それが魅力でもあるのですが)、他国では当たり前のようなサービスやホスピタリティは、あまり期待できません。部屋にバスタブがないことも多く、浴室は温水がタンク使用なので湯量を気にしながらの入浴となります。高級ホテルでも一部このような施設環境となることがありますので、あらかじめご了承・ご理解ください。

★ 気温と服装

ブータンはヒマラヤのイメージが強く、そのため寒冷地のように思われますが、気候区分では熱帯モンスーン地域に属し、真冬でも零下を大きく下回ることは珍しく、また、真夏には場所によっては30度近くまで上昇することもあります。旅行者の場合は、一日で多くのアップダウン=標高の高低差があり、気温は標高により変動する点をご注意ください。また、雨季は6~8月、乾季は9~5月となります。

一日の高低差が大きいため、服装は、どんな気温でも調整しやすい重ね着ルックが望ましいでしょう。例えて言えば、ブータンを旅する同時期に富士山麓と伊豆半島を一度に廻るような感覚です。なお、ホテルやバス内に暖房施設はありますが、冷房施設はありません。女性はいくら暑くても露出度の高い服装(ショートパンツや肩・胸元の大きく開いたキャミソールなど)はマナーとして避けるべきでしょう。靴は、タクツァン僧院へ行く際など、約3時間近くの「登山」体験をする場合がありますので、防水性があり、ソールのしっかりしたハイキングシューズを持参したほうが良いでしょう。ただし、僧院に入る際など、何度も靴を脱いだり履いたりしなければいけないので、深めの紐靴は手間がかかるのでご注意ください。

★ ブータン一般情報

  • 正式国名:ブータン王国
  • 首都:ティンプー
  • 面積:約46,500㎡(九州の約1.1倍)
  • 人口:約72万人(推定)
  • 民族構成:2/3がチベット系、1/3がネパール系
  • 宗教:大乗仏教
  • 言語:ゾンカ(国語)、英語、ネパール語が公用語
  • 国花:ブルーポピー
  • 国鳥:ワタリガラス
  • 国樹:サイプレス(イト杉)
  • 時差:日本時間-3時間
  • 通貨:ニュートラムNu インドルピーと同価 1Nu=約2.1円
  • チップ:ブータンにはチップの習慣がなかったが、観光客の増加とともに、荷物を運んでくれるポーターや枕チップとして小額(20Nu~50Nu)渡すのが通例となりつつある。レストランではサービス料が別途あるのでチップは不要。
  • 地理:ヒマラヤの南部急斜面にあるので、標高は240m~7541m。観光名所は2000mレベルに多い。標高が低いところは亜熱帯気候、高いところは高地寒冷帯気候。
  • 季節:観光は1年中可能。最適の時期は春と秋。3~4月にはパロで、9~10月にはティンプーでツェチュ(祭り)があり、観光のトップシーズンとなる。
  • ビザ:入国にビザが必要。また、ブータンには旅行会社とツアー契約をしないと入国できない。
  • その他:世界初の「禁煙国家」となったため、タバコの持ち込みは厳しく、観光客1人200本まで、200%の関税がかかる。正確に申請しなければ、厳罰をかけられるので要注意。

ブータン旅行のお申込み・ご相談はこちらまで↓

Email info@i-travel-square.tokyo
Telephone 03-6706-4700 (平日10時~18時)

 

 

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